テクノロジーのメモ

ソフトウエア技術者のfritzによるテックメモ

バッファローのルーター&NASでVPNアクセス環境を構築する方法

 

家の中で使っているバッファローの外付けハードディスク(NAS)へバッファロー製のルーターを使って、家の外からアクセスする方法。

 

 バッファロー製のネットワーク対応HDD(NAS)のリンクステーションは、ミラーリング環境等が簡単に構築で来て便利です。

 また、バッファロー製のルーターは「リモートアクセス」という機能を使うことで、家の外からVPN経由で家の中のネットワークに入ることができて、出張などが多い人には非常に便利な機能です。

 今回は、この2つの製品をくっつけて、リモートアクセスできるハードディスク環境を構築する方法をレポートします。

 

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用意するもの

リモートアクセス機能のあるバッファロールーター

バッファローNAS「リンクステーション」を用意します。

fritzはRAID1(ミラーリング)ができるようにHDDが2つ入っているリンクステーションを購入しました。

まずはNASの設定から

まずは、NASを設定します。

 ここで一番大事なのは、「通知メール」の設定です。

NASの設定画面からシステムメニューのメンテナンスを選択します。

そうすると、通知メール設定の画面が出ます。

 

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レポートの種別を指定するチェックボックスで、

こうすると毎日HDDの状況レポートがメールで送信されるようになります。

 

実は、これが非常に大事で、毎日メールを送信することで、家に何日もいなくても、毎日必ずインターネットへのアクセスが発生するようになります。

そうすると、ルーターが確保しているグローバルIPアドレスが、変更されてしまう可能性が非常に低くなります。

実際、Fritzの場合、数か月間同じIPが割りあたっています。

これで、バッファローの有料のDNSサービスを使わなくてもVPNにアクセスできるようにできるのです。

ではルーターの設定

ここまでできたら、次はルーターの設定です。

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Internet設定のなかの、PPTPを設定してください。

PPTPサーバー機能の欄のチェックボックスを入れて、

PPTP接続ユーザーを追加すればOKです。

グローバルIPを表示させる

次にやることは、現在の自分のグローバルアドレスを見つけることです。

 以下のサイトなどで自分のグローバルアドレスを確認できます。


アクセス情報【使用中のIPアドレス確認】

 WindowsVPN設定をする

外出先などで使用するパソコンにVPNの設定を入れます。

「ネットワークと共有センター」で、

「新しい接続またはネットワークのセットアップ」を選択します。

次に「職場に接続します」を選択します。

既存の接続を使用しますか?の問いが出たらいいえを選択します。

どの方法で接続しますか?の問いが出たら、VPNを選択します。

職場への接続画面でインターネットアドレスの部分に、

さきほど取得したグローバルIPアドレスを入れます。

最後に、ルーターPPTP画面で追加したユーザーのユーザーIDとパスワードを入れます。ドメインの入力欄は空のままでOKです。

Windowsの不具合の回避

このままでは、VPNが接続しにくい状態になってしまいますので、先ほど設定したWindowsVPN接続を編集します。

 大切なのは、「VPNの種類」のところを「PPTP」を選ぶようにすることです。

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 さっそく使ってみる

 では、さっそく使ってみましょう。

 先ほど作ったVPN接続へ接続してみてください。

うまくいけば、VPNが成立するはずです。

ここで、バッファローNASナビゲーターを使うか、NASIPアドレスエクスプローラーに直うちすることで、NASに接続することができると思います。